こんにちは小龍です。
前回は、フットサルの得点シーン：密集編をご紹介させていただきました。
今回も密集状態での得点シーンではございますが、フットサルのルールだからこそできる攻撃を紹介させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。
相手が全員マンツーマンでディフェンスをしている状態の中では、味方選手が相手を振り切ってパスを受ける必要があります。
「相手を振り切る」という事は、自分がパスを受けたい場所をイメージしたうえで、反対側に動くフェイントを使ったりする事で、自分をマークする相手ディフェンスの動きが一瞬遅れる時間を利用してボールを受けることです。
実際に相手を振り切ってゴールを決めたシーン
局面１
味方Aがボールをキープしている状態
局面２
①味方Aが味方Dの動きを見て、相手の間を抜く速いスルーパスを出す
②相手キーパーの動きを見て、味方Ⅾがダイレクトでゴールへ流し込むシュート
冒頭で説明した「フットサルのルールだからこそできる攻撃」というのは、オフサイドがない事により相手ディフェンスラインの裏にいる状態でパスを受けても反則にならずに攻撃ができるという点です。
このルールを有効的に利用した事で得点することが出来ました。
キーパーの動きと距離感を把握する
一見何気ない得点シーンのように思えますが、実際に味方Aが（味方Ⅾである）私にパスを出した瞬間、相手ゴールキーパーが私のトラップを予測して少し前に出てこようと動き出しました。
その時に一度トラップをするとキーパーとの距離が縮まり、シュートを打つことが難しくなるのではないかという予想ができました。
一瞬の判断
＜選択肢＞
- ダイレクトでシュートを打つ
- 後ろへ引くトラップをしてシュートを打つ
元々、このパスを受けたらダイレクトでシュートを打つか、トラップしてすぐにシュートを打つかの2択を考えていたので、キーパーの動きを見て、一瞬の判断で味方からのパスの軌道をダイレクトでゴール側に少し変更するようボールに触れれば、キーパーは咄嗟の反応が難しいだろうと考え、ダイレクトを選択し得点することができました。
密集状態の中では相手の動きを見て、味方からボールを受ける前に一瞬で選択肢のプレーを切り替える事が重要です。
相手との駆け引きも必要
密集時は特に相手の動きの裏をかく駆け引きと速い状況判断による連携プレーが要求されます。
少し難しいように思えるかも知れませんが、相手の裏をかくイメージで成功した時の快感は忘れられないです。
初心者・未経験者の方も、この快感を得ることができるように、どういう駆け引きをしながらパスを出したり、受けたりすれば味方が有利にプレーでき、得点できるかなどのイメージを膨らませてみてください。
きっと、皆さんも自分の思い通りにプレーができた時の快感が忘れられなくなり、次回はこういうプレーをしてみようとか、あの時はこうすれば得点できたはずという発想がいろいろと浮かんでくると思います。
是非、過去の自分のプレーを振り返りながら、次回への楽しさに変えていきましょう。
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